アップリカ ラクーナ クッション AF レビュー

この記事では、アップリカから発売中のベビーカー、『 ラクーナ クッション AF』について、ファインベビーカー独自の視点で詳しくレビュー＆紹介します。

アップリカ ラクーナ クッション AF の紹介・基本スペック

※ラベルをタップすると下に解説が表示されます。

2023年4月、アップリカから ラクーナ クッション AFが発売されました。ラクーナクッションシリーズの2023年モデルですよ。

生後1ヶ月から3歳頃（体重15kg）まで使用できる両対面式ベビーカーで、ハンドル切り替えで簡単に対面方式を切り替え出来ます！

ラクーナはアップリカの両対面式で主力シリーズ。座面下にオメガクッションを備えており、タイヤのサスペンションと合わせて路面からの振動を大幅に軽減する事が出来ます。ラクーナのスタンダードモデルですよ。

カラーバリエーション

カラーバリエーションは3色展開。いずれも高級感のある落ち着いたデザインですね。ベージュは、シートと幌が明るめのグレーとなっています。ややベージュがかったグレーで、「グレーだね」と言われれば納得してしまう色に見えます。

新機能

ショックレスマモール

2023年の大きな新機能として、新たにショックレスマモールが登場しました！

生後1ヶ月の赤ちゃんは首が座ってないので頭がぐらつく上に、柔らかい！そんな繊細な頭を守るパッドがリニューアルしています。

頭マモールパッドの中身に、高密度で耐久性のある「Gブロック」を新採用！従来より衝撃の伝わり方が半分になったそうです。より手厚く守れる様になりましたね。

幌加工に近赤外線カットが登場

カタログにはnewと載っていませんが、2023年から幌加工に近赤外線カットが載る様になりました。

近赤外線は、太陽光に含まれる赤外線の一種で、皮膚の表面を温める作用があります。ポカポカのお日様の作用ですね。

この近赤外線ですが、最近の研究では紫外線の様に肌に大きなダメージを与える事が分かってきたそうです。紫外線よりもう少し肌の深い所まで到達して、肌の老化を促進してしまうとか。

また、遠赤外線は無害で体の芯から温めるのに対し、近赤外線は有害で体の表面を温める作用があります。

ラクーナ クッション AF は近赤外線80％カット！UVカットと共に、夏の強烈な日差しから赤ちゃんを守る効果がありそうですね！

重さ

赤ちゃんと一緒に普通に階段を上がれる。荷物の量が多いとちょっと大変。

ラクーナ クッション AFの重さは5.2kg。5kg〜6kgが普通ランクなので、この中では軽い方です。荷物が軽ければ階段も普通に上がれますよ。大きなマザーズバッグと赤ちゃん、それに折り畳んだベビーカーも一緒だと、上がるのはちょっと大変。でも、何とか上がれるでしょう。

安定度

バランスの取れた普通程度の安定感で、多少のデコボコ道なら大抵進める。

安定度は普通程度。軽すぎず重すぎずで扱いやすく、転倒もしにくいです。

走行性

デコボコ道での走行性は、タイヤがやや小さめなので普通かやや苦手。タイヤにはサスペンションが入っており、多少の悪路なら衝撃を吸収してくれてスムーズに進めます。タイヤの小ささから、段差越えは苦手で、ベビーカーを多少ウイリーさせて乗り越える感じです。

オート4輪搭載。タイヤのキャスターロックを自動で切り替えてくれる機能で、対面でも背面でも小回りの効くスムーズな走行性を実現しています！

タイヤはダブルタイヤで安定性重視。側溝のフタの網目に脱落したりハマったりしにくいのが特徴です。

舗装道路など日本の一般的な道路なら快適に進めますよ。神社の玉砂利が敷かれた路面や砂浜はとても進みにくいので注意しましょう。

振動軽減

ラクーナ クッション AF の振動軽減は基本的に3層構造です。

• ω（オメガ）クッション
• サスペンション
• 溶接のがっちりフレーム

座面下にソファーの様なクッション（オメガクッション）を備えており、タイヤのサスペンションと合わせて路面の振動を軽減します。更に溶接されたフレームもしっかりしており、振動軽減に一役買っていますよ。

更に、メディカル成長マモールの「頭マモール（ショックレスマモール）」パッドと「腰マモール」パッドもクッション性があるので、路面からの振動を軽減してくれます。特に、生後1ヶ月の低月齢では、首が座らず頭も柔らかいため、頭のショックレスマモールはありがたい存在ですね。

快適性

ハイシートは高さ53cm。路面からの地熱を軽減して赤ちゃんを守ってくれますよ。ママと赤ちゃんの距離が近いため、腰に優しく抱き上げやすいです♪

UVカット付きの幌は7枚幌で、きめ細かな微調整が可能。フロントバーの近くまで降りて十分な大きさで日差しから赤ちゃんを守ります。幌窓は前後に1つずつあるので、対面でも背面でも赤ちゃんの様子を確認出来て便利♪

更に、特許のWサーモメディカルシステムも採用。背もたれの通気口と反射板で座面の温度上昇が抑えられます。

ベースシートには通気性とクッション性を両立したシルキーエアーを採用。ショックレスマモールも高いクッション性がありますよ。

本当に、様々な仕組みで赤ちゃんの快適性を確保しているのが分かりますね！

便利な機能

5点式のシートベルトは、マグネットの力で簡単に装着可能なイージーベルトを採用！急いでる時も簡単にバックルをセット出来るので、とっても便利です♪

更に、フロントインバスケットは、座面下空間容積27.2L。前後から入れられるので、対面でも背面でも常に赤ちゃんをあやしながら荷物の出し入れが出来てとっても便利！側面も浅くないため、荷物も落下しにくいですよ。

ベースシートは取り外して洗濯機洗い可能です。汚れやすい上、赤ちゃんのお肌は敏感なので、こまめにお洗濯して清潔に保ちたいですね！

もちろん、折り畳みは簡単で自立可能！電車やバスの車内でも、折り畳んで持ち込みやすいですよ。

注意点・デメリット

ラクーナ クッション AF は、あまり大きな欠点がなく、非常に優秀なベビーカーです。その上で簡単にデメリットを挙げてみますね。

• 折り畳んだ時にやや大きめなので、マイカーのトランクサイズに注意
• 5.2kgで普通程度の重さ。軽くはないので注意。
• 幌は撥水加工が施されてないため、急な雨だとしみる。別売りレインカバー必須。
• ハイシートなので、頭から転落した時に危険。嫌がってもシートベルトを付けましょう。

純正のレインカバーは、マルチレインカバーが対応しています。

こんな人におすすめ！

ライフスタイル

• 電車やバスを良く使う
• マイカー派
• トランクが広いマイカーを使っている
• アパートやマンションで、玄関まで階段を使う

あまりおすすめしない人

• 軽さにこだわりがある
• セカンドベビーカーで2台目が欲しい
• 軽乗用車でトランクが狭い
• 収納スペースが狭く、コンパクトに折り畳めるベビーカーが必要

よく比べられるおすすめのベビーカー

コンビ ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック ASは、2023年5月発売のA型両対面式ベビーカー。

今回紹介した ラクーナ クッション AF よりもう少し充実機能を搭載。ハンドル高さ調整が出来る他、後部に伸縮性のネットを備えたマルチネットバスケットで、より多く荷物を積めますよ。

発売日は約1ヶ月違いのコンビ製品！こちらもチェックしましょう♪

総合評価

項目	評価	ランク
総合		やや良い
重さ		普通
安定度		普通
走行性		普通
快適性		とても良い
便利さ		とても便利
デザイン性		普通
人気度		人気あり
被りにくさ		とても被りやすい

ラクーナ クッション AF の評価は上記の様な感じになりました！

やっぱり、振動軽減や快適さ、便利さに対して多くの工夫が施されたベビーカーなので、この辺りは高評価です。

デザイン性は一般的な感じですね。

駅前やショッピングモールでも良く見かけるので、人気あり！反面、他のママ友と被りやすいデメリットがあります。

総合的には欠点が少なく、とても扱いやすいベビーカーです。

前モデル

2023年 ラクーナ クッション AFの前モデルは、2022年 ラクーナ クッション AEです。

まとめ

ラクーナ クッション AFは、本当に多くの快適性や便利さを兼ね備えた、スタンダードモデルのベビーカーである事が分かりましたね！2023年モデルは、新たにショックレスマモールが採用され、より頭部のクッション性がアップしました。

アップリカのラクーナ クッション AFで、赤ちゃんとの快適で楽しいお出かけを楽しみましょう〜！！