この記事では、アップリカから発売中のベビーカー、『ラクーナ クッション フリープラス』について、ファインベビーカー独自の視点で詳しくレビュー&紹介します。
アップリカ ラクーナ クッション フリープラス のレビュー
メーカー | アップリカ |
メーカー国籍 | 日本 |
重さ | 5.8kg ※付属のエアーシートを除く |
発売日 | 2022年 03月 |
使用期間(目安) | 1ヶ月〜 3歳頃まで |
メーカー価格(税込) | 71,500円 |
ネイビー NV・グレー GR
似た色を探す(A型両対面式)
両対面式で4輪フリーになる、アカチャンホンポ限定モデルですよ。
アップリカのラクーナ クッションフリー プラス は、生後1ヶ月から使える両対面式ベビーカー。2022年3月発売です。ワンタッチで4輪フリー、真横スライドも出来る小回りに特化した両対面式ベビーカーです♪
アカチャンホンポ先行販売品ですが、実質の限定モデルですよ。ハンドル高さ調整とインナーシートが付いた上位モデルとなります!
どんなベビーカーなのか、機能性など詳しく見て行きましょう。
このベビーカーには新しいモデルがあります
2023年新モデル
2022年 ラクーナ クッション フリープラスの新モデルは、2023年3月発売 ラクーナ クッション フリー プラス ABです。アカチャンホンポ先行販売。ショックレスマモールなどの新機能が搭載されてますよ。
スタンダードモデル(ベースモデル)
2022年 ラクーナ クッション フリープラスのベースモデルは、2022年ラクーナ クッション フリーABです。トイザらス・ベビーザらス先行販売品で、スタンダードモデルですよ。2022年4月発売。
上位モデルである2022年ラクーナ クッション フリープラスと異なる点は次の6つです。
- インナーシートが付かない。
- ハンドル高さ調整が付かない。
- 価格が少し安い。(プラス71,500円 → スタンダード68,200円)
- 少し軽い(プラス5.8kg → スタンダード5.5kg)
- 発売日が1ヶ月遅い2022年4月発売
- トイザらス・ベビーザらスで販売。
大きな違いは、インナーシートとハンドル高さ調整ですね。この2点が必要なくて、少し軽くて安い価格に魅力を感じたら、スタンダードモデルがおすすめです♪
旧モデル
2022年 ラクーナ クッション フリープラスの旧モデルは、2021年 ラクーナ クッションフリーです。シリーズ初代スタンダードモデルですが、インナーシートも付属しています。
2022年の新機能
メッシュベースシートが背もたれも対応に!
2022年モデルの ラクーナ クッション フリープラスは、メッシュベースシートのメッシュ部分が拡大。従来は座面のみだったメッシュ部分が、背もたれまで拡大しました!
これにより、背中部分の通気性がアップ。赤ちゃんは汗っかきで蒸れやすいので、より快適性がアップしています♪
背中部分の厚さ(中綿)が30%アップ!
背もたれ部分の厚さが前モデルと比べて30%アップしています♪ 中綿は、通気性とクッション性を両立させたシルキーエアーを採用。公式画像で「ふわふわ」と表現されている事から、恐らくこのシルキーエアーの量が増えたのだと思います。
メッシュベースシートと合わせて、赤ちゃんの快適性がアップする工夫が施されました!
インナーシート対応は継続
2022年ラクーナ クッション フリープラスは、上位モデルとしてインナーシートが付属しています。初代に付いていたインナーシートを継承しました!その代わり、スタンダードモデルである2022年ラクーナ クッション フリーABが非対応になっており、上位モデルとの差別化が図られています。
シートは汚れやすいので、サッと取り外せるインナーシートはとっても便利!洗濯機で効率的に洗えて、いつでも清潔に保てますよ。赤ちゃんも快適ですね♪
種類(方式)
ラクーナ クッション フリープラスの種類(方式)は、A型両対面式です。赤ちゃんが座るシートを、対面式と背面式に簡単に切り替え出来ます。
生後1ヶ月〜使用可能。生まれて間もないうちは、ママやパパの顔を見ながらお散歩るので赤ちゃんも安心します!
外の世界に興味が出る6ヶ月頃からは、背面式に切り替えて周りの景色を見せてあげると喜びますよ。
重さと安定度
ラクーナ クッション フリープラスの重さと安定度ランクを紹介!重さ
約10kg 軽い
約3kg
5.8kg
ランク;5〜5.9kg
※イラストのベビーカーは一例です。
赤ちゃんと一緒に普通に階段を上がれる。荷物の量が多いとちょっと大変。
ラクーナ クッション フリープラスの重さは5.8kg。ベビーカーの中では中間的な重さで、重過ぎず軽過ぎずのバランスが取れた重さです。ただ、決して軽くはないため、荷物量が多いと赤ちゃんと一緒に階段を上るのが少し大変です。
ラクーナ クッション フリープラスはフロントバーを持って持ち上げられるため、折り畳んだ状態でも安定感のある持ち運びが出来ますよ。
安定度
約3kg 安定
約10kg
※イラストのベビーカーは一例です。
バランスの取れた普通程度の安定感で、多少のデコボコ道なら大抵進める。
ラクーナ クッション フリープラスは安定度も普通ランクです。軽過ぎないので程々の安定感があり、多少のデコボコ道や悪路でも普通に進めるでしょう。ただし、3輪ベビーカーの様な大きなゴムタイヤではないため、神社の玉石が敷かれた砂利道や砂浜などハードな路面ではとても進みにくいです。
性能と特徴
ここでは、ラクーナ クッション フリープラスに付いている様々な性能と特徴をレビューします。
まずは一般的な性能をラベル表示で紹介!グレーアウトしている機能は対応してませんよ。
タップすると、ラベルの下に簡単な解説が表示されます。
ハイシート:座面の高さが50cm以上のベビーカーです。夏は地熱から赤ちゃんを遠ざけ、抱き上げやすくママの腰にも優しい設計です。
折畳自立:折り畳んだ時に自立可能です。収納時はもちろん、電車やバス乗車時に重宝します。
折畳コンパクト:折り畳んだ時コンパクトサイズになります。
サスペンション:タイヤにサスペンションが入ります。スプリング式やコイル式、エアー式など様々なタイプがあり、路面からの振動を軽減。走行性もアップします。
オート4輪:両対面ベビーカーで、対面方式を変更すると、タイヤのキャスターロックを自動で切り替えてくれる機能。対面でも背面でも小回りが効いて押しやすくなります。コンビはオート4キャス、ジョイーは4WDなど各社呼び方が異なります。
対面ハンドル切替:対面方式を変える時、ハンドル切り替えで簡単に変更出来ます。
座面付け替え式:対面方式を変える時、座面を一旦外してから付け直します。少し面倒ですが、フレーム構造がシンプルになり、対面でも背面でも同じ押し心地を実現します。
リクライニング:背もたれのリクライニングが可能です。
幌UVカット:幌にUVカットが付きます。
ハンドル高さ調整:ハンドルの高さ調整が出来ます。パパとママで背丈が違うので、押しやすい位置に調整可能。コンビはハンドルアジャスター・アップリカはマルチハンドル、など各社呼び方が異なります。
トラベルシステム:自動車のベビーシート(チャイルドシート)をベビーカーに装着出来ます。
ラクーナ クッション フリープラス の特徴
ラクーナ クッション フリープラス の特徴は、ハンドルレバーを握ると4輪フリーになる点です。両対面式ベビーカーでこの機能に対応しているのは、ラクーナ クッションフリーシリーズだけですよ。
スーパー店内の狭い通路で大活躍する他、エレベーターや電車のドアなど、狭いスペースを通過する時もサッと位置調整出来るので、混雑している時にもありがたい機能ですね。もちろん、対面でも背面でもフリーになりますよ。
A型背面式で4輪フリー対応のベビーカーは、2020年 クルリーが発売されています。
振動軽減
ラクーナ クッション フリープラス の振動軽減は基本的に3層構造です。
- ω(オメガ)クッション
- サスペンション
- 溶接のがっちりフレーム
座面下にソファーの様なクッション(オメガクッション)を備えており、タイヤのサスペンションと合わせて路面の振動を軽減します。更に溶接されたフレームもしっかりしており、振動軽減に一役買っていますよ。
更に、メディカル成長マモールの「頭マモール」パッドと「腰マモール」パッドもクッション性があるので、路面からの振動を軽減してくれます。特に、生後1ヶ月の低月齢では、首が座らず頭も柔らかいため、クッション性のある頭マモールパッドはありがたい存在ですね。
走行性
オート4輪搭載。タイヤのキャスターロックを自動で切り替えてくれる機能で、対面でも背面でも小回りの効くスムーズな走行性を実現しています!
また、タイヤにはサスペンションも搭載されているため、路面の小さなデコボコや段差の振動を抑制。スムーズな走行性に一役買っていますよ。
タイヤはダブルタイヤで安定性重視。側溝のフタの網目に脱落したりハマったりしにくいのが特徴。大きくはないため悪路は苦手ですが、舗装道路など日本の道路なら快適に進めるでしょう。
快適性
ハイシートは高さ53cm。路面からの地熱を軽減して赤ちゃんを守ってくれますよ。ママと赤ちゃんの距離が近いため、腰に優しく抱き上げやすいです♪
UVカット付きの幌は7枚幌で、きめ細かな微調整が可能。フロントバーの近くまで降りて十分な大きさで日差しから赤ちゃんを守ります。幌窓は前後に1つずつあるので、対面でも背面でも赤ちゃんの様子を確認出来て便利♪
更に、特許のWサーモメディカルシステムも採用。背もたれの通気口と反射板で座面の温度上昇が抑えられます。新しく背もたれ部分のベースシートもメッシュになりました!
ベースシートには通気性とクッション性を両立したシルキーエアーを採用。メディカル成長マモールのパッドもクッション性がありますよ。
本当に、様々な仕組みで赤ちゃんの快適性を確保しているのが分かりますね!
便利な機能
上位モデルの特別な機能として、ハンドル高さ調整(マルチハンドル)に対応しています。背の違うパパとママでも、押しやすい高さに調整出来るのでとっても便利!押しにくい坂道でも、サッと調整すれば進みやすいですよ。
5点式のシートベルトは、マグネットの力で簡単に装着可能なイージーベルトを採用!急いでる時も簡単にバックルをセット出来るので、とっても便利です♪また、座面の内側側面にマグネットホルダーが付いていて、バックルを収納可能。赤ちゃんの乗せ降ろしも快適です。
更に、フロントインバスケットは、座面下空間容積26.3L。前後から入れられるので、対面でも背面でも常に赤ちゃんをあやしながら荷物の出し入れが出来てとっても便利!
ベースシートとインナーシートは取り外して洗濯機洗い可能です。汚れやすい上、赤ちゃんのお肌は敏感なので、こまめにお洗濯して清潔に保ちたいですね!
もちろん、折り畳みは簡単で自立可能!電車やバスの車内でも、折り畳んで持ち込みやすいですよ。
注意点・デメリット
ラクーナ クッション フリープラス は、あまり大きな欠点がなく、非常に優秀なベビーカーです。その上で簡単にデメリットを挙げてみますね。
- アカチャンホンポ先行販売品。先行と言いながら実質的な限定モデルなので、いくら待っても他店では入手できない。
- 折り畳んだ時にやや大きめなので、マイカーのトランクサイズに注意
- 5.8kgで普通程度の重さ。軽くはないので注意。
- 幌は撥水加工が施されてないため、急な雨だとしみる。別売りレインカバー必須。
- ハイシートなので、頭から転落した時に危険。嫌がってもシートベルトを付けましょう。
- バスケットの前面がやや浅いので、小物の落下に注意。
純正のレインカバーは、マルチレインカバーが出ており、ラクーナ クッション フリープラス にも対応しています。
こんな人におすすめ!
おすすめの人
- 普段使うスーパーの通路が狭い方
- 通路が狭いコンビニを良く使う方
- 電車を良く使う方
- バスを良く使う方
- マイカー派の方
- トランクが広い自動車をお持ちの方
- アパートやマンションで、玄関まで階段を使う方
あまりおすすめしない人
- 軽いベビーカーが欲しい方
- セカンドベビーカーが欲しい方
- 軽乗用車でトランクが狭い方
- 収納スペースが狭くて、コンパクトに折り畳めるベビーカーが欲しい方
よく比べられるおすすめのベビーカー
アップリカのラクーナ クッション フリープラスは4輪フリーになるベビーカーですが、この機能を有する製品はアップリカ製品だけ。
なので、他メーカーでおすすめするとしたら、両対面式で小回りが効きやすい製品だと思いました。
そんな訳で、コンビの2022年 ホワイトレーベル スゴカルminimo plus エッグショック ANを紹介!スタンダードモデルのスゴカルより一回り小さいサイズ感の両対面ベビーカーですよ。特に奥行きが小さめに作られているため、小回りが効きやすいです♪
対面方式変更は座面付け替え式。少々面倒ですが、対面でも背面でも同じ走行性なのが嬉しい所。
4輪フリーには敵いませんが、小回りが効きやすい両対面式として検討してみましょう!
まとめ
ラクーナ クッション フリープラスは、4輪フリーになるアップリカ独自の画期的な両対面ベビーカーの、2022年である事が分かりましたね!上位モデルは、ハンドル高さ調整とインナークッション付きで便利。背もたれ部分の厚みが30%アップ&背もたれ部分のベースシートがメッシュに対応した点が進化しました♪
ぜひアップリカのラクーナ クッション フリープラスで、赤ちゃんと一緒に小回りが効くスムーズなお買い物を楽しみましょう!
【付録】ラクーナの選び方!
ラクーナシリーズは、数多く発売されていて迷う方も多いと思います。簡単な選び方の目安を紹介しますね。
STEP1. 大まかなシリーズを選ぶ
続きを読む
ラクーナには、大まかに分けて4つのシリーズが存在します。それぞれのシリーズで特徴が大きく異なりますよ。
シリーズ名と特徴を把握する事でぐんと選びやすくなります。詳しく見てみましょう。
ラクーナ クッション | 発売時期;2018年10月〜 | 座面下に振動軽減のオメガクッションを備えたラクーナのスタンダードモデル。全車種オート4輪対応で小回りが効く。発売当初はソファークッションと呼ばれていた。 | 一覧を表示 |
ラクーナ クッション フリー | 発売時期;2021年3月〜 | ハンドル操作で4輪フリーになる。真横にスライド出来る機能で、小回りの良さに特化。狭いスーパーの店内で本領を発揮する。オメガクッションとオート4輪対応。 | 一覧を表示 |
ラクーナ ビッテ クッション | 発売時期;2019年9月〜 | アカチャンホンポ限定モデル。座面下のオメガクッションを備え、アカホン限定でハンドル高さ調整が付く上位モデル。価格はスタンダードモデルと同じ位で人気がある。 | 一覧を表示 |
ラクーナ エアー | 発売時期;2017年9月〜 | 本体4.6kg〜。オート4輪付きで小回りと軽さを追求した両対面ベビーカー。最軽量4.5kgに迫る4.6kgを実現!空気の様に軽い事を目指して、「エアー」が付いていると思われる。 | 一覧を表示 |
STEP2. ラクーナ クッションフリー 各モデルの違いを比較して選ぶ!
続きを読む
大まかなシリーズを選んだら、そのカテゴリに属するベビーカーの違いを比較しましょう。
この記事では、クッションフリーの性能の違いを一覧表にまとめました!
ラクーナ クッション フリー AC | ラクーナ クッション フリープラス AB | ラクーナ クッション フリー AB | ラクーナ クッション フリープラス | ラクーナ クッション フリー | |
---|---|---|---|---|---|
限定店(先行販売) | トイザらス・ベビーザらス | アカチャンホンポ | トイザらス・ベビーザらス | アカチャンホンポ | アカチャンホンポ |
発売日 | 2023年3月上旬 | 2023年3月上旬 | 2022年4月 | 2022年3月 | 2021年3月 |
メーカー価格(税込) | 68,200円 | 71,500円 | 68,200円 | 71,500円 | 69,300円 |
重さ | 5.5kg | 5.8kg | 5.5kg | 5.8kg | 5.8kg |
カラー | ● ブラック ● グレー | ● インディゴブラック ● ブラックグレー ● ベージュ | ● ブラック | ● ネイビー ● グレー | ● ネイビー ● グレー |
4輪フリー(真横スライド) | |||||
オート4輪 | |||||
ショックレスマモール 2023new | |||||
メディカル成長マモール | |||||
サスペンション | |||||
ω(オメガ)クッション | |||||
幌加工 | UVカット・撥水・近赤外線カット | UVカット・撥水・近赤外線カット | UVカット | UVカット | UVカット |
日除けレバーで幌微調整 | |||||
手元ハンドル切替 | |||||
ハンドル高さ調整 | |||||
メッシュベースシート 2022new | 座面・背もたれ | 座面・背もたれ | 座面・背もたれ | 座面・背もたれ | 座面 |
背中部分の厚さ(中綿)30%アップ 2022new | |||||
エアーシート(インナーシート) | |||||
シルキーエアー | |||||
Wサーモメディカルシステム | |||||
反射板、通気口面積アップ 2023new | |||||
イージーベルト | |||||
マグネットホルダー(バックル収納) | |||||
肩ベルトカバー | |||||
ハイシート | 53cm | 53cm | 53cm | 53cm | |
洗えるシート | 洗濯機OK | 洗濯機OK | 洗濯機OK | 洗濯機OK | 洗濯機OK |
バスケット | 27.2L※ | 27.2L※ | 26.3L※ | 26.3L※ | 25.2L※ |
フロントインバスケット | |||||
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※座面下空間容積