アップリカ ラクーナ クッション フリー プラス AB レビュー

この記事では、アップリカから発売中のベビーカー、『ラクーナ クッション フリー プラス AB』について、ファインベビーカー独自の視点で詳しくレビュー＆紹介します。

アップリカ ラクーナ クッション フリー プラス AB のレビュー

アップリカ ラクーナ クッション フリー プラス ABは2023年3月発売！生後1ヶ月から使える両対面式ベビーカーです。4輪フリーで真横スライドも出来る画期的な一台。

アカチャンホンポ先行販売ですが、実質の限定モデルです。

2023年はショックレスマモールの登場で、より赤ちゃんの頭部を保護しやすくなりました！どんなベビーカーなのか詳しくみてみましょう。

前モデル

2023年3月 ラクーナ クッション フリー プラス ABの前モデルは、2022年3月 ラクーナ クッション フリープラスです。

スタンダードモデル（同時発売）

2023年3月 ラクーナ クッション フリー プラス ABのスタンダードモデルは、同時発売のラクーナ クッション フリー AC です。

新機能

ショックレスマモール

2023年の大きな新機能として、新たにショックレスマモールが登場しました！

生後1ヶ月の赤ちゃんは首が座ってないので頭がぐらつく上に、柔らかい！そんな繊細な頭を守るパッドがリニューアルしています。

頭マモールパッドの中身に、高密度で耐久性のある「Gブロック」を新採用！従来より衝撃の伝わり方が半分になったそうですよ！より手厚く守れる様になりましたね。

反射板、通気口面積アップ(Wサーモメディカルシステム)

Wサーモメディカルシステムの通気口と反射板の面積が従来よりアップしました！通気性と地熱の跳ね返し能力が上がり、より快適性がアップしています。

Wサーモメディカルシステムは特許を取得しており、背もたれの裏側に装着されてますよ。

幌加工に近赤外線カットが登場

カタログにはnewと載っていませんが、2023年から幌加工に近赤外線カットが載る様になりました。

近赤外線は、太陽光に含まれる赤外線の一種で、皮膚の表面を温める作用があります。ポカポカのお日様の作用ですね。

この近赤外線ですが、最近の研究では紫外線の様に肌に大きなダメージを与える事が分かってきたそうです。紫外線よりもう少し肌の深い所まで到達して、肌の老化を促進してしまうとか。

また、遠赤外線は無害で体の芯から温めるのに対し、近赤外線は有害で体の表面を温める作用があります。

ラクーナ クッション フリー プラス AB は近赤外線86％カット！UVカットと共に、夏の強烈な日差しから赤ちゃんを守る効果がありそうですね！

※お詫び；公開からしばらく、近赤外線を遠赤外線と勘違いして掲載していました。お詫び致します。

種類（方式）

重さと安定度

ラクーナ クッション フリー プラス ABの重さと安定度ランクを紹介！

重さ

赤ちゃんと一緒に普通に階段を上がれる。荷物の量が多いとちょっと大変。

安定度

バランスの取れた普通程度の安定感で、多少のデコボコ道なら大抵進める。

重さと安定度は、本体の重さを基に全ベビーカーで一律ランク付け。評価スターは6段階評価、グラフは3〜10kg中の位置を表しています。
重ければ安定、軽ければ不安定で互いに相関関係にあります。人により感じ方が異なるため、店頭で試すと確実ですよ。

性能と特徴

ここでは、ラクーナ クッション フリー プラス ABに付いている様々な性能と特徴をレビューします。

まずは一般的な性能をラベル表示で紹介！グレーアウトしている機能は対応してませんよ。

タップすると、ラベルの下に簡単な解説が表示されます。

ラクーナ クッション フリー プラス AB の特徴

ラクーナ クッション フリー プラス AB の特徴は、ハンドルレバーを握ると4輪フリーになる点です。両対面式ベビーカーでこの機能に対応しているのは、2023年3月現在ラクーナ クッションフリーシリーズだけですよ。

スーパー店内の狭い通路で大活躍する他、エレベーターや電車のドアなど、狭いスペースを通過する時もサッと位置調整出来るので、混雑している時にもありがたい機能ですね。もちろん、対面でも背面でもフリーになりますよ。

A型背面式で4輪フリー対応のベビーカーは、2020年 クルリーが発売されています。

振動軽減

ラクーナ クッション フリー プラス AB の振動軽減は基本的に3層構造です。

• ω（オメガ）クッション
• サスペンション
• 溶接のがっちりフレーム

座面下にソファーの様なクッション（オメガクッション）を備えており、タイヤのサスペンションと合わせて路面の振動を軽減します。更に溶接されたフレームもしっかりしており、振動軽減に一役買っていますよ。

更に、メディカル成長マモールの新機能である「ショックレスマモール」パッドと「腰マモール」パッドもクッション性があるので、路面からの振動を軽減してくれます。特に、生後1ヶ月の低月齢では、首が座らず頭も柔らかいため、従来より半分に衝撃を抑える事が出来るショックレスマモールはとてもありがたい存在ですね。

走行性

オート4輪搭載。タイヤのキャスターロックを自動で切り替えてくれる機能で、対面でも背面でも小回りの効くスムーズな走行性を実現しています！

また、タイヤにはサスペンションも搭載されているため、路面の小さなデコボコや段差の振動を抑制。スムーズな走行性に一役買っていますよ。

タイヤはダブルタイヤで安定性重視。側溝のフタの網目に脱落したりハマったりしにくいのが特徴。大きくはないため悪路は苦手ですが、舗装道路など日本の道路なら快適に進めるでしょう。

快適性

ハイシートは高さ53cm。路面からの地熱を軽減して赤ちゃんを守ってくれますよ。ママと赤ちゃんの距離が近いため、腰に優しく抱き上げやすいです♪

幌は7枚幌。プラスモデルは日よけレバーが付くのでより細かな微調整が可能です。UVカットの他に、撥水と近赤外線カットが新たに加わりました！フロントバーの近くまで降りて十分な大きさ。日差しから赤ちゃんを守ります。幌窓は前後に1つずつあるので、対面でも背面でも赤ちゃんの様子を確認出来て便利♪

更に、特許のWサーモメディカルシステムも採用。背もたれの通気口と反射板で座面の温度上昇が抑えられます。新たに通気口と反射板の面積がアップしてより快適に。

ベースシートには通気性とクッション性を両立したシルキーエアーを採用。ショックレスマモールのパッドもクッション性があり快適です。

本当に、様々な仕組みで赤ちゃんの快適性を確保しているのが分かりますね！

便利な機能

プラスモデルの特別な機能として、ハンドル高さ調整（マルチハンドル）に対応しています。背の違うパパとママでも、押しやすい高さに調整出来るのでとっても便利！押しにくい坂道でも、サッと調整すれば進みやすいですよ。

5点式のシートベルトは、マグネットの力で簡単に装着可能なイージーベルトを採用！急いでる時も簡単にバックルをセット出来るので、とっても便利です♪また、座面の内側側面にマグネットホルダーが付いていて、バックルを収納可能。赤ちゃんの乗せ降ろしも快適です。

フロントインバスケットは、座面下空間容積27.2L。前後から入れられるので、対面でも背面でも常に赤ちゃんをあやしながら荷物の出し入れが出来てとっても便利！

ベースシートとインナーシートは取り外して洗濯機洗い可能です。汚れやすい上、赤ちゃんのお肌は敏感なので、こまめにお洗濯して清潔に保ちたいですね！

もちろん、折り畳みは簡単で自立可能！電車やバスの車内でも、折り畳んで持ち込みやすいですよ。

スタンダードモデルとの違い

ラクーナ クッション フリー プラス ABには、同時発売でスタンダードモデルのラクーナ クッション フリー AC が出ています。違いを簡単にまとめました！（異なる部分だけ比較）

上位モデル（プラスモデル）は、ハンドル高さ調整とインナーシート付属が大きな違いとなっています。

注意点・デメリット

ラクーナ クッション フリー プラス AB は、あまり大きな欠点がなく、非常に優秀なベビーカーです。その上で簡単にデメリットを挙げてみますね。

レインカバーは別売り。純正レインカバーはマルチレインカバーですよ。ラクーナ クッション フリー プラス AB にも対応してるので一緒に買い揃えましょう。

こんな人におすすめ！

おすすめの人

• 普段使うスーパーの通路が狭い方
• 通路が狭いコンビニを良く使う方
• 電車を良く使う方
• バスを良く使う方
• マイカー派の方
• トランクが広い自動車をお持ちの方
• アパートやマンションで、玄関まで階段を使う方

あまりおすすめしない人

• 軽いベビーカーが欲しい方
• セカンドベビーカーが欲しい方
• 軽乗用車でトランクが狭い方
• 収納スペースが狭くて、コンパクトに折り畳めるベビーカーが欲しい方

よく比べられるおすすめのベビーカー

コンビ ホワイトレーベル スゴカルminimo plus エッグショック AN は、生後1ヶ月から使える両対面式ベビーカー。コンビの2022年ハイエンドモデルです。

minimoだけに、奥行きが小さく全体的なサイズ感も小さめに出来てるので、小回りが利きやすいベビーカーですよ。対面方式切り替えは、座面を取り外して行います。対面でも背面でも同じ押し心地が魅力ですよ。

4輪フリーにはかないませんが、小回りが利きやすいベビーカーとして検討してみましょう！

まとめ

ラクーナ クッション フリー プラス AB（アカチャンホンポ先行販売）は、4輪フリーで小回りが効く画期的なベビーカーである事が分かりましたね！2023年モデルは、ショックレスマモールが新登場して更に進化しました！プラスモデルならではのハンドル高さ調整とインナーシート付きな点もポイントです。

アップリカのラクーナ クッション フリー プラス ABで、小回り抜群の快適なお買い物＆お出かけを、赤ちゃんと一緒に楽しみましょう！